2018年01月27日一覧

完全幕末年表QとA【2018年1月版】

ということで、晴れて公開となった完全幕末年表にまつわる素朴な疑問に作者が答える、「完全幕末年表編纂後記」一発目の更新です。

開始年度が1853年なのは?

これは、黒船来航からだろ幕末は、って深く考えていません。こちらは繰り上げも考えなくはないのだけど、いい開始時期っていうと相当繰り上がっていってしまうので微妙なところ。

終了年度が1872年末なのは?

ここだけはASAHI-NETサーバに「完全幕末年表」ページを作ったときから全くぶれてない。ズバリ完全戦国年表・第3版から「旧暦とグレゴリオ暦を双方掲載する」というのが完全年表シリーズのポリシーであり、レゾンデートルですらあると思っているので、ズバリ区切りはそこ。

そんなこと書きつつも、「完全近現代史年表」の予定はあって、こっちはこっちで別の企画を用意しているのでやはり区切りは明治政府の太陽暦採用一択。迷いなし!

少し新選組関連の項目が少なすぎではないですか?

はい、その通りだと思います。池田屋事件しかない。人物名鑑に近藤勇も土方歳三もいない。まあ、沖田総司あたりから難しいかもしれんが、いない。

やはり通史を書いた本から項目を選定すると、近藤勇処刑から宮古湾海戦から土方戦死までごっそり落ちるのだと思う。

同じく、坂本龍馬がらみもいろは丸沈没が落ちてるとか、薩長関連でも、西郷隆盛の奄美行きとか漏れ漏れ。はっきり言って政治史偏重で

それに気づいたの201712月で(苦笑)。このあたりは完全幕末年表含めて最優先改善課題です。これは、完全近現代史年表より優先します。

制作期間はどのくらいですか?

ズバリ、年表本編は2000年に完成していました。大学受験浪人中にさっとつくっていたのです。まあ、そのまま寝かせてた(苦笑)

学生時代は、正直言って授業期間中はレポートやゼミ発表で徹夜、学生会の仕事で2徹、夏休みは冬休みは非常勤のお仕事でフル稼働。社会人時代より忙しかったのであるですよ。社会人になってから長期休みはきちんとお休みになったけれども、使えるお金も増えたので本を読みながらあちこち旅行に行くのにハマって、仕事があるときは深夜残業付く時間まで働いてて忙しかったし、そんなんでOutputはしませんでした。

ようやく2017年に仕事が落ち着きだしたので、旅行をセーブして一気に人物名鑑を書いてみた次第なのでした。

山内容堂や伊達宗城が人物名鑑にいないのはなぜですか?

20年間続いたASAHI-NETサーバの告知ページには以下の記載があります。

何故、今幕末なのか?

 戦国時代を長年テーマとしてきた私にとって、彼ら、戦国武将の生き残りである人物たちが、時代の動乱期を乗り越えていく様が面白い、というところから始まったとでもいえましょうか? 毛利元就の子孫である・毛利敬親、山内一豊の子孫・山内容堂、島津四兄弟の子孫・島津斉彬・久光、伊達政宗の血を引く伊達宗城。そして、徳川家康の子孫である徳川慶喜。彼ら大名家には、戦国期の家風がそのまま残り、そのパワーが幕末という時代を動かしていくことは見逃せません。

こんなこと書いておきながら二人ともいないのはおかしい!はい、おかしいです。

大政奉還建白があるのに山内容堂がいないのはおかしいです。

あと、文久31863)年の項目「123日、朝廷、徳川慶喜松平容保松平春嶽らを参与に任命」””ってなんだよ、””って(苦笑)

ズバリ、制作時期から空きすぎた制作時に「項目は後で整形するだろ」と思ってラフにつくった整形前に執筆すべき人物を決めた戦国時代人物名鑑・幕末明治人物名鑑あわせて350名近くおり新規追加する感じでなかった&容堂漏れに気づいたのは201711月だった。

そんなところです。現場からは以上です。

リンクをクリックしたらいきなり「完全戦国年表」に飛んでしまったのですが?

現状の仕様では、祖先である戦国武将で「戦国時代人物名鑑」に採用があればリンクしていますし、城の名前は一律で「日本の城リファレンス」所属としています。前者は当然かなと思ってるのですが、後者は二本松城など完全幕末年表にしか項目がない城であっても一律で完全戦国年表・日本の城リファレンス配下としています。あまりいいアイディアはなくて、いいか、とも。CMSのテンプレートを完全戦国年表/完全幕末年表両用の者にするのも一案ですが。

そもそも、「Merkmark Timelines」で一つのサイトだろという考え方もあるとも思うのですが、現状単一CMSで運用しています。ですが、いろいろな検討の結果、戦国時代を求めて来る層と幕末を求めてくる層は別であり、サイトとしては分けるべきだという考えに至っています。その考えを徹底出来ていないのが日本の城リファレンスの問題なのですが、まあ、そのくらいにいい加減に生きないと疲れちゃうよってことで。