第27回・「教養と文化」は現代にも適用す

 また買っちゃいました、「光栄エクセレントコレクション」 今度は名作の誉れ高い「信長の野望・武将風雲録」(以下、風雲録)です。

 いやー、手堅いゲーム性が感じられる。「覇王伝以降」の良さと「群雄伝」以前のよさがドッキングしてるよね。おおっざっぱなところや、細かいところとかが融合されていてね。こーいうのが「国取りのダイナミズム」なんだなあ、と思いました。

 「覇王伝以降」の飽きっぽさは国単位制の当時にはないし、鉄砲鍛冶や宣教師の来訪も嬉しい。「全国版、ここに極めり」ってところかな。なによりも「以上の鉄砲の強さ」がポイントかな。攻め込む時に篭城側に鉄砲隊がいると大変だけど、野戦なんかで100の兵で鉄砲を撃ちかますよ・ろ・こ・び! それで鉄砲で武将が死んだ時の変なエフェクトが楽しい。顔がぶった切られてネガアートになるの。「きゃはは」って感じだよね~。

 思えばこのころが戦国最盛期だったんだろうなあ。「GE-TEN」や「天下統一」の初代もこのころだったっけ? まだ光栄以外の「チャレンジャー」がいたよなあ。って、「風雲録」発売当時って、まだ私しゃ小学校三年生のおこちゃまですけど(爆) まあ、更なるチャレンジャーが出て来ることを望むよ、Wind氏。


 まあ、「群雄伝」のときに書いたコンパクトで、手軽に遊べるゲームというのは無視されたけど(笑)まあ、価格の5000円を売価で切るようなリーズナブルな値段で(でも私はヘマして5000円より高く買ってしまった)、ここまで遊べそうなソフトが買えるんだから、光栄さんに感謝、感謝。それに、前回は「MIDIでもいい」などと抜かした音楽だが、「甲斐の虎」やら「毘の旗幟」、「天魔鬼神」など名曲ぞろいで大満足。やっぱ菅野よう子さんの音楽はいいよね。今回はバグもなかったし、インターフェイスも「やればできるじゃん」って感じで満足だし。「取引」やら「初期設定」がウィザードかされたのもいいな、という感じを受けた。

 こんかいのは「リバイバル」として大変評価できる。昔の雰囲気をある程度残したまま、というのが感いった。合戦のHEXがそれだ。昔を思い出すような「ヘボイ」雰囲気。それがいい!いい!いい! 顔グラフィックは御丁寧に多色化されてましたがね。

 まあ、ヘルプのそっけなさに泣かなかったわけはないが、これも光栄の「ノンマニュアルゲーム」と呼ばれていたころからくるものだろう。マニュアルなんて読まなくても熱中できるものこそ、いいゲームだよね。

 この「風雲録」は、現代の「コンピューターゲーム」という「文化」にまた、新たに一石を投げ込む意欲作と言えないだろうか。当時の98全盛獲得期と違い、Windowsによるパソコンがここまで普及したいまこそ、すこしでも戦国時代が気になる人にやって欲しいゲームだ。

 「信長の野望」といえば、「信長の野望Internet」は簡易化が進んで特化されたものになるようだし、戦国ゲーはますます面白そうだ。戦国万歳!




なんか今日は文章がつたなく、散文な筆者




DATA:光栄、信長の野望・武将風雲録
(初出:「戦国メディア市・第27回」1998.7.12)