「 2004年09月 」一覧

雑誌は蔵書ではない

 この間、友人に(ごく全うな)この指摘を受けてはっとなった。確かに世間的には、雑誌は読みきり、読み捨てというケースが多いかもしれない。新聞と同じ感覚で。ただ、自分は雑誌を捨てられない。雑誌も蔵書なのである。図書館で気になった記事はコピーをとるが、多いようなら直接買う。情報源に思い出したときすぐにアクセスできるようにするのが筋である。
 思えば、小学校低学年のころはなかなか雑誌…マンガ雑誌であるが…を買ってもらえなかった。家庭の教育が厳しかったわけではないだろう。テレビは結構自由に見ていたから。単純にお金がもったいなかっただけに違いない。小学館の学年別雑誌はあまり読んでなかったし、コロコロコミック、コミックボンボン、ジャンプ、マガジンなどは買ってもらうこともなければ、お小遣いで買うこともない。学習と科学(学研)は定期購読していたが。そんなわけで、私は買った/買ってもらった雑誌はなんどもなんども読み返すのが癖になってしまった。コロコロコミックなんかは3冊買っただけだったか。しかし、100回は軽く読んだはずだ。
 月刊アスキーの250号、256号なども対談が濃くて捨てる気になれない。パソコン誌化した週刊アスキー最初の号もしかり。パソコン雑誌になる前の旧週刊アスキーも2冊持っているが、これも貴重ですてられない。13冊しか出ないなら全部買っておけばよかったと思ってしまう。そう、私は「歴史的史料」としてコレクターしてしまうのである。
 雑誌をリファレンスとして使うこともあれば、引用したくなるときも来る。私には「捨てる技術」が皆無である。しかし、それこそが私の知的生産を支えてきたのも確かなのだ。