「 戦国メディア市[復刻版] 」一覧

第25回・付録は大切だっ!!

 前回「事典」を取り上げたので、今回もソレ系のメディアです。

 私自身、他の戦国時代系のページを見ることもあるのですが、そこで気になる本があった。「角川新版日本史辞典」がそれだ。

 もう、結構多くのページで絶賛されていたので、とても興味を持った私は本屋で一応手にしてみた。そして気づいたときには買っていたのである。

 最初買ったときは「3400いくらも払う価値があるものなのだろうか?」と疑問に思っていた。しかし、実際に使ってみると、ホントに楽しくてハッピッピー(相変わらずの、死語)だった。

 ひとつの項目を引くと、その文章のあるフレーズに米印がついている。それは、その言葉が辞典に載っているということなのである。さらに、その言葉を引くと、さらにその文章の中に※つきのフレーズがある。もう、連鎖していきますな。さらには、その項目の上、下、左、右、同じページの項目を読んでみるとこれまた楽しい。もう、気づいたときは数時間経っていてしまったなこれは、てゆー感じである。

 それで、何よりも特筆されるべきことは、「付録」の充実である。グ●コのおまけ、小○館の学年別雑誌の特別付録に随喜していたその心は、いまなお変わらず、といったところか、なんか、うれしいのである。巻頭のカラーはもとより、辞書の厚さの四分の一を占める付録に大満足せねばならないのだろう。「室町幕府諸職表」「織田大名表」「豊臣大名表」「近世大名配置表」といったものを、戦国ページであるわが「完全~」では挙げなければならないのだろうが、「マス・コミ年表」や内閣の大臣がぜ~んぶのっている「内閣表」には、ぶったまげねばなるまい。パンピー(死語)がびっくりしちゃうような、ヲタクな内容としかいいようがない気はするが、あくまでも、歴史研究者・教育者のためだけではない、学生や歴史愛好家のための辞典でもあるのだ。

 まあ、確かにごく一部に気になる記述が多数存在させられる。ハンドルネーム・里見義堯殿(当「完全戦国年表」で実名で何回がご登場頂いた方です)曰く「だからねー、里見義実の時代には館山を居城にしてないの!(キレ☆)」だとか、そうだが(詳しく知りたければ「南総里見之館」でも見てください)、まあ、確かにいろいろとほつれは見える。ただ、最新の歴史学を反映してくれているのも事実だ。その点では、うれしい限りである。

 あと一言いわせて頂ければ、角川書店は「本がチャっちい」 なんか、壊れやすそうなんですよね、他のところと比べて。辞書のカバーも納得いかんし。

 まあ、同じ辞典でも「ワイド版」というのもあるそうだが、値段が跳ね上がるわりに内容は変わらないようなので、角川の「ワイド版」を買うくらいだったら、山川出版社の「日本史広辞典」を勧めておこう。こっちは、さらに凄い。もう、びっくりするくらい。あー、ほしい。

 とはいえ、私にとっては、たとえ3400円といえども、自腹を切って買うほどのものではなかった。ただ、自腹を切らなくていい方法があったから私は買ったのである。

 そう、親にねだったのだ。

 最近は「完全~」の上位ページをご覧の方も増え、「越後博之18歳説」が盛んだが(ちなみに18歳は「数え年」)、まだまだ学生である私は、「授業で役立つ!」「受験に必要」とうそぶいて、うえから3400円もらいました。ただ、実際に高校生の日本史の授業で使うと、かなり役に立つのは事実ですね。ただ、まわりに「何この本?すげー分厚い」などと、なんか変わった目で見られましたがね。

 とにかく、「戦国」だけでなく、他の時代にも目覚めようってんならもう、お勧めだ。




ひとでなしな筆者




DATA:角川書店、「角川新版日本史辞典」
(初出:「戦国メディア市・第25回」1998.6.7)


第24回・「あ」から読んでもいいんだよ

 前回、「信長の野望」に対して何か、気にかかることを書いたような覚えがあるが、今回もまた、「信長の野望」関連です。

 私と戦国時代との出会いのひとつに「天下統一II」が挙げられることはどこかに書いたと思うのだが、それで戦国時代に興味を持った私が次にであったのは、私の家の最寄り駅の近くにある、小さな書店でのことだった。「信長の野望・覇王伝事典」だった。

 私は天下~から入ったせいか、「信長の野望」シリーズが好きではなかった。当時の「○○様、御命令を」が好きでなかった。天下~のほうが城がたくさんあって高級感にあふれていた。だが、なぜかその本を手にした私は、いろいろと新発見をするにいたるのである。

 「えっ、福島正則って最後は転封されたの?」「武田信虎は信玄より長く生きたの?」など、発見は尽きなかった。ほかにも、「金山・銀山」の説明など、書店の中にもかかわらず、ついつい吹き出してしまうものもあった。

 そんな蜜月にも終局は来た。突如、本がその書店からなくなったのである。探しても見つからなかった。どうせ、この俺を書店から締め出したい、書店側の陰謀と思いこみ、そして、あきらめた。

 数ヶ月の年月が流れた。季節は春だった。私は、ふと横浜を歩いていた。そして、シャル(横浜近郊にお住まいでない方、固有名詞でごめんなさい)の5階、栄松堂書店で、その本と再びであったのである。私は速攻で(この間テレビを見ていたら、アナウンサーが「これ・・速く攻める意味なんですけど」と分かってないレベルの正論をはいていたが、無視)買った。帰りの相鉄線車中で読み始めた。おもしろかった。すごく面白かった。武将の事跡・解説等、まだまだ幼き私にちょうど合っていた。そこで、武将のエピソードや、面白い逸話などが、とても新鮮に頭の中に収納されていってしまったのである。

 そう、戦国時代に汚されてしまったのである。

 ついでに、パソコン関係やさらに戦国に関わりないことも多数載っているのが「もう、バッチし」という感じである。そうして、私は5月に、「信長の野望・覇王伝」を購入し、PC-9801UVで戦国時代に現実逃避していったのであった。

 しかし、今から考えると、「あ」からずぅ~っと読み勧めても面白い。戦国時代の用語事典系では一番面白い、と思う。文章が、だけど。初心者の入門には、うってつけ過ぎる。もうゲームは、二代後のがうまれ、今年の末には信長8の登場が気にならなくもないが、まだ持っていないのなら、あるうちに買うことをいちおうお勧めしておこう。




自称里見オタクのSさんへ、

「グラフィック、早く上げろ」

と、私信を大声で叫びつづける筆者





DATA:光栄、「信長の野望・覇王伝事典」
(初出:「戦国メディア市・第24回」1998.5.2)


第23回・もっと手軽に遊び、たい~

 姉妹ページMACHIDA PC MAPをご覧になられている方はどれくらいいるだろうか? そっちのほうの「町田電脳こーかい日誌」というコーナーに「信長の野望・戦国群雄伝」の購入レポートを書いて、早数週間が経つ。というわけで、今回はWindows95で新たに登場した「信長の野望・戦国群雄伝」の紹介だ。

 まず、最初にこのゲームの「ゲーム性」だけについて見ていきたい。なんか、「HEX戦」の面白さを新たに認識させてくれましたね、このゲームは。100の兵を持たせた上杉謙信で突撃することがこんなに面白いというのをはじめて知った。やっぱり、武将は死ななきゃね(最低な奴・・・・・・>俺)。夜襲をかけれたり、城の中のHEX移動、というのはやはり面白い。その戦闘を菅野よう子さんの音楽が彩るから堪らない。まあ、防御側が城の中を逃げ回られて30日になって負けてしまうのには閉口したが。逆に言えば、攻められたときにそういう勝ち方があるということでもあるけれど。内政はなんか「初代」の系譜を引いている感じで、「天翔記」「将星録」をプレイしているとつらいものがあるけれど、おそらく、「覇王伝」のこういう感じだったような気がするから、「ま、いっか」というところ。まあ、その他に不満がないわけではない。主に、次作以降で良くなっていた点についてではある。しかし、「ああ、古き良き時代だったなあ」と勝手に感傷にふけることも出来ないわけではない。

 だが、である。

 売価6000円はチトきつくないかい? まあ、おそらくは一年後くらいにコンビニで1980円で売られてそうだけどね。せっかく「リメイク」「リバイバル」として出すんだからさあ。そりゃ、オープニングAVIとか、CD-DAによる音楽は凄いと思うよ。だけど、これはプレイステーションやセガサターンでも出すために作ったものでしょう、おそらく。それをパソコンに流用して、それでパソコン版の値段が上がってしまうのは頂けないなあ。音楽はMIDIでもよかったし、いちいち顔グラフィックを256色に書き換えないほうが、「往年の名作」の雰囲気が出てた、と思う。

 それと、私思うに、「覇王伝」以前の「信長の野望」はキーボード操作が可能だったんだよね。「覇王伝」をキーボードでやるにはつらかったけど、「風雲録」は恥ずかしながらプレイしたことがないんですけれども、明らかにキーボード操作優先のインターフェイスだったと思う。なぜキーボード操作にこだわるのか。それは「ノートパソコンでも気軽に遊び倒せる『信長の野望』がやってみたい」からである。そのためには800×600以上の解像度が必要なのはきつい。それと、CD-ROMドライブにゲームCDをいれておかなければならないのもつらいのだ。

 「ゲームCDが起動時に必要」というのは、あきらかにコピー防止のためだろう。しかし実態としてCD-Rでコピーしまくっている奴がはびこっている、といううわさを聞いたことがある。プロテクトがどうかは知らないけれども。そう言えば、PC-9800用の「信長の野望・天翔記パワーアップキット」「三国志V」なんかはフロッピー版だと、画面上に武将の顔グラフィックが卓さん出てきて「■-○○の武将の顔をクリックしてください」といわれ、その番号のクリックできないと起動できない、というのがあった。これは、「南蛮銀屏風」といわれる、武将番号対応表を見ながらやればうまく行くのだが、このシート、コピーできないように銀色の紙に印刷されているのである。しかし青いクリアファイルに入れてコピー機にかければコピーできたらしい、という情報を知人から聞いた。

 こーゆーコピーする輩がいるから値段が上がっていくと思うと非常に腹正しいが、そうして、ユーザーが新品を離れ中古に走る・・・・とかね。なんかどうしようもならない事態だけど、もし、戦国時代シュミレーションがオンラインでも手に入るようになったら、「信長の野望」はどうなるのでしょうか? だって、おそらくそのオンラインゲームはCDをいちいち起動時に入れる必要もないだろうし、コピーだってやりたい放題だ。豪華なAVIや、CD音源の音楽はないだろう。しかし、それらはユーザーが望まないことかもしれない、価格によっては。もう、パッケージ販売だけがソフト流通ではないような気はするけれども・・・と、ありきたりの事を書いてしまった。まあいいか。

 それと、あからさまなバグがあって困っている今日この頃。1024×768で起動しないと「他国戦略中#xx」と表示されないのはどうにかならんかしらん?



「4月16日第一回放送、0点」と言い残し消えた筆者


DATA:光栄、「信長の野望・戦国群雄伝」
(初出:「戦国メディア市・第23回」1998.4.18)